恋の予感 | お互い恋人ができなかったら付き合う男女のブログ~只今ロスタイム

恋の予感

学校に通っていた頃は、席替えに一喜一憂しました。
隣に気になる子が座ったら、それだけで学校生活が
突然バラ色に変わり、学校に行くのが楽しくて
仕方なかったものです。
また、それまでまったく気にしてなかった子でも、
隣になったら変に意識しちゃったりして
気がつくと好きになってたりするんですよね。


実際は、隣になったからといって
話をすることなんてまったくなくて、
自分の居ない間に女の子の机と自分の机が毎回2センチくらい
離されていたりして傷つくことも少なくないのですが、
それでもやはり隣の席に座る女の子には気になったものです。


ところで、ナギは昨年職場を移ってから、
オフィスで女性の先輩の隣に座ることになりました。


この女性がすっごくデキる人で、いわゆるキャリアウーマン
みたいな、丸の内をハイヒールで闊歩してるのが
とても似合う、容姿も端麗でカッコいい女性なのです。


ナギは典型的ダメ人間なので、最初は少し苦手だったのですが
わからないことがあって聞くと何でも丁寧に教えてくれるし、
話しているうちに、いい人だということがわかってきました。
まぁ仕事にかこつけてこんな綺麗な女性と話ができるという
下心もあったわけですが。


ある日、その丸の内(仮)さんと一緒に外に出る用があって
地下鉄に乗るために歩いていたのですが、
床が滑りやすいところがあって、ハイヒールで歩く
丸の内さんは歩きにくそうでした。
とはいってもナギはおぶっていくわけにもいかず、
「荷物持ちましょうか?」と声をかけてみましたが
断られました。


代わりに・・・・差し出したナギの手を・・丸の内さんが
ギュっと握って・・・歩き始めたのです。


丸の内さんは何気なくとった行動かもしれませんが・・・
こっちは筋金入りの非モテです。
女の子と手を繋いだことがないとは言わないけど、
少なくともこの2,3年はまったくない。


自分でびっくりしました。
俺って手を握られただけで人を好きになってしまうんだって。
その感情に気づいたときにはもう遅かった。
今も丸の内さんに会いたくてしょうがないです。
早く月曜日が来ないかなぁ。